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綿菓子・機械についての説明

綿菓子の作り方や、機械の管理の仕方、不調時の対処方法やメンテナンス時期の見極め方などの
情報を、動画や写真などとあわせて説明します。(随時更新予定)

参考情報としてご活用して下さい。


●綿菓子のつくり方●

初めての方はこの一連の動画を一通り見ていただく事をお奨めします。

■「ガス調製器の使い方」 および「 バーナーの火力調整」■

(ハンドルによるガスの圧力調整方法は00:21あたり)
(バーナーのコックの開閉説明は01:05あたり)
(バーナーへの点火方法は01:15あたり)
(バーナーの火力調整見本は01:20あたり)
●綿菓子用バーナーは、LPガス調製器RA-7V2の調整範囲である5Kpa〜12.5Kpaで使用できます。
●想定している基準圧力は8.5Kpaなのでねじ込みハンドルの半分ほどの位置が目安です。
●バーナー(=火口)のガスコックでの微調整は難しいので、ガスコックはガスのON/OFFと割り切り、火力の微調整は調整器のハンドルで行うことをお奨めします。

■ 火口の位置 と 火口の火力の説明 ■

(火口の高さの説明は、00:14あたり)
(火をあてる位置の説明は、00:38あたり)
(火口の高さによる火力調整は、01:20あたり)
●回転釜と火口の間は20ミリほどあける
●火を当てる位置は、回転釜半径の真ん中やや外より。
●火口高さで火力の微調整ができる。高いほど火力は弱くなり、低いほど強くなる。

■ 綿菓子機の始動と点火および予熱時間について ■

(モータスイッチONは、冒頭から)
(火口への点火は、00:14あたり)
(予熱時間の説明は、00:26あたり)
●火口ガスコックは、つまみがホースと同じ向きのとき“全開”、直角のとき“全閉”です。
●火口への点火は、ガスコック側面にある空気穴(2段ある上側)から行います。
 ※先端から着火すると消えやすいのでNG!
●予熱時間の目安: 夏場で1分30秒〜2分30秒。 冬場で5分程度。
 ※状況により一様ではないので目安です。

■ 最初の綿菓子の出しかた ■

(夏場撮影。2分間の予熱完了→1杯め投入、冒頭00:00から)
(ザラメの投入量について、00:12あたり)
(1杯めの投入、00:15あたり)
●ザラメは、専用サジ(砂糖すくい)の半分程度を1杯とし、これが1回の投入量です。
●最初のうち(5分くらい)は、こま切れのホコリみたいな綿菓子が出てきます(正常)
 そのうちアミの目がつまると長く続いた綿菓子が出るようになる。
●ザラメを入れてもまったく綿菓子が出ない場合はまだ予熱が十分でありません。
60秒程度まってから次のザラメを投入します。
60秒おきに4杯ほどザラメを入れても綿菓子が出ない場合はどこかに問題があります。
5分ほど予熱してながら様子をみても変わりがない時は、火をとめて5〜10分空運転させて釜を冷ましてから、各部をチェックします。
チェックする場所の例:「機械の回転が遅すぎないか?」、「火は正常にでているか?」、「アミ目が焦げ付いて塞がっていないか?」など

■ 正常な時の綿菓子の出方 ■
■ 綿菓子の巻き取り方 ■

(正常な場合の綿菓子の出方は、冒頭00:00から)
(ザラメ投入のペースの見本は、冒頭00:00〜00:27あたり)
(綿菓子の巻取り方は、00:18あたり)
●ザラメは、「1杯ずつ投入し 綿菓子が出なくなったら次の1杯を投入」が基本です。
●火力があっている場合は、この動画のような綿菓子の出方になります。
 ザラメ1杯でもコシのある十分な量の綿菓子が出ます。
●巻取り方は、1箇所を割り箸ですくい上げる様に引っ掛けたら、胸高くらいにあげた位置で箸を回しながら、空中で巻取ります。
※巻取りが悪いと、綿菓子が潰れて体積が半分ほどになる事もあります!

★注意★ 綿菓子は湿気に弱く放っておくとすぐにベタつき、しぼんでしまいます。
      出来上がった綿菓子は速やかにビニール袋に入れ封をして下さい。

■ 火力が強すぎる場合の例 ■

火力が強過ぎる場合の綿菓子の特徴として・・・
●非常に柔らかくカサのでない綿菓子が出ます(00:08あたり)
繊維の細い(キメ細かい)綿菓子が出る(00:18あたり)
コシが無い押すとすぐ凹んで戻らない(00:22〜00:25あたり)
●投入した材料に対して出来る綿菓子の量が少ない(00:28あたり)
  →多くが細切れのホコリ上の綿菓子になって飛散してしまうため
●巻き取った綿菓子が「長年使用した座布団から取り出した綿みたい」なのも火力が強すぎる場合の特徴です。 ・・・・
これらは、火が強すぎる時の特徴なので「火力を弱くしましょう!」

■ 火力が弱すぎる場合の例 ■

火力が弱すぎる場合の綿菓子の特徴として・・・
●繊維の硬い綿菓子になる。パリパリ、バリバリとした感触。(00:05あたり)
●投入した材料に対して出来る綿菓子の量が少ない(00:24あたり)
  →溶けきらなかったザラメが釜の内部に溜まるため(00:30あたり)
●溜まったザラメで釜の重量バランスが崩れ、うなり出したり、振れたり、異音、騒音が大きくなります。
 ★注意★ 釜のうなり、振れ、異音、騒音が出てる時は、機械にとても負担がかかっています。
      こういう状況を状態化させると機械はシャフトや軸受け部分に偏磨耗が発生し故障につながります!
●巻き取った綿菓子が「化学繊維の綿みたい」な印象なら火力が弱い可能性が高いです。
・・・・
これらは、火力が弱すぎる時の特徴なので「火力を強くしましょう!」

■ ザラメの投入の仕方(通常の綿菓子作り時編) ■

クドイようですが、
●ザラメは、専用サジ(砂糖すくい)の半分程度を1杯とし、これが1回の投入量です。
●ザラメは、「1杯ずつ投入し 綿菓子が出なくなったら次の1杯を投入」が基本です。
★注意★ 過度な連続投入は、釜の温度を一気に下げてしまい詰まりの原因となります!

■ 機械の止め方 ・ ザラメの飛ばし方 ■

「綿菓子機の停止の仕方」 および、停止にあたり「残っているザラメの飛ばし方」についての説明です。
■ザラメの飛ばし方■(冒頭00:00〜ラスト00:52)
  1.火をつけたまま、モーターのスイッチをOFFにして釜の回転を遅くします
    →火力が優位になり残ったザラメが溶けて飛びはじめます。
  2.適当なところでスイッチONにします。(完全停止はNG!)
    3〜4回ほど繰り返すと内部に残っていたザラメがなくなります。
    速度が遅いほど効率が良いいですが煙りがでるのはやり過ぎです。その一歩手前が理想です。
  ★注意★ 完全に停止させてはダメ!空焚きにより故障・火事の原因になります。

■機械の停止のしかた■(00:43〜00:52)
  3.ガスを止めて火を消します!
  4.モーターはスイッチONで5分〜10分ほど回転させて、釜を冷ますと片付けがし易くなります。


●新型釜で綿菓子が出ない●

旧型釜から新型釜に変えたら、「わた菓子の出が悪い」という方は以下の点を確認してみてください。

■@■火力が弱すぎないか?
 旧釜より大型化しているため、火力に注意し、正しく加熱する必要があります。
  @-1: 火の強さは問題ないか?(この動画をチェック
  @-2: 火をあてる位置は問題ないか?(この動画をチェック

上記@は問題ない場合、
逆に火力が強すぎる可能性があります。
↓↓↓↓↓↓

■A■火力が強すぎないか?
火力を弱くしてザラメを3〜4投入ぶん綿菓子をつくります。
(1杯では火力の変化が反映されないのでわからない)
出来た綿菓子の硬さ・柔らかさを参考にさらに火力を調整します。
(この動画をチェック→●火力が強い例
(この動画をチェック→●火力が弱い例


●機械の状態の参考写真●

※申し訳ありませんが、以下はまだ準備中です。

●問題ある状態の例●

  わた菓子機各部の名称の画像

わた菓子機本体と各部の名称。

  専用ねじ・ビス

フタを留めるビス
(緩み防止のスプリング一体型。
  耐食・耐熱性のあるのステンレス製)

  ビス留め式のフタ

ビスはゆるみ防止のスプリングワッシャが平らに潰れるまで締めます。 (※締めすぎに注意)

  わた菓子作成・火力適切

わた菓子作成例その1
火力が適切に調整できればコシがありカサのある良いわた菓子ができます。

  わた菓子作成・火力強すぎ

わた菓子作成例その2
火力が強すぎ、浮き上がり気味。

  わた菓子専用モータの画像

    UF2-71AP モーター
四角いアルミのカバーは、モーター本体下部にある樹脂製ファンを保護しています。

  わた菓子火口の火力説明

火口(バーナー)の火力例。
火は30cm程で「ボーッ」という力強い燃焼音がします。8.5Kpaのガス圧力で強火力を実現しています。
※注意:家庭用低圧LPガス圧力調整器(2.2〜3.3Kpa)では弱くてつかえません。

  綿あめ本体のの画像

ベルトの張りの例
パンパンに強張りにすると動きません。(動いてもすぐにモータがオーバーヒートする)。
指でつまんだ時にこうなるぐらいの緩さが必要です。


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